IT業界は人材不足が叫ばれており、経済産業省の発表では2030年に最大で79万人が不足する可能性があるとしています。
人材不足の原因の一つは、急激にIT技術が発展したことです。段階的な発展であれば徐々に人材を育成し、数を充てることができるので不足することはありません。しかし、近年のIT技術の発展は目覚ましく急成長しており、人材育成がそれに追いついていない状態です。また、少子高齢化社会により、成り手そのものの不足していることも関係しています。
このような理由から、IT業界では積極的な人材確保に努めていて、中途採用や未経験者の採用などにも力を入れています。
また、間口を広げても待遇が良くないと定着率が下がるので、就業条件も良くしています。IT業界の全体的な待遇が向上していることは、客観的な数字にも表れています。IT白書によると、平均給与は2017年から4年連続で上昇しています。
かつては激務なのに給料が悪いと言われていたIT業界ですが、一定の改善が見られ、順調にいけば今後も伸びていくことに期待することができます。新しい技術が導入されれば、それに適応できる人材は付加価値があるので、特に好待遇で働くことができるでしょう。
IT業界はプラス成長を続けている分野で、今後の発展可能性も十分にあります。そして、そのような状況であれば、スキルや経験を積んでキャリア形成に努力すれば、活躍の幅を広げられるとともに年収を高めていくこともできます。